青年期から老年期に見られる精神疾患、主に不安障害・パニック障害、ストレス関連障害・適応障害、気分障害（うつ病、躁うつ病）、統合失調症、認知症に伴う周辺症状、初老期・老年期精神障害、睡眠障害、身体疾患に伴う精神症状が診療対象となります。　

当院には精神科病床がないため、当科では外来通院による薬物療法、短時間の精神療法を中心に診療を行っております。またリエゾン・コンサルテーションとして、当院に体のご病気でご入院中に、眠れない、気分が落ち込む、不安等でお困りの場合やご高齢の方のせん妄等に対して、各診療科のスタッフとともに診療にあたっております。

以下の疾患につきましてはより専門的な加療が必要であること、当院では処方できない薬（セリンクロ、コンサータ、ビバンセ、リタリン、モディオダール等）があることより、当院では診療を行っておりませんのでご注意ください。
・アルコール依存症、薬物依存症・摂食障害・発達障害、ADHD・ナルコレプシー・睡眠時無呼吸症候群・18歳未満の方
また現在当科ではカウンセリングは行っておりません。カウンセリングご希望の場合は、近隣のクリニック等へのご通院をご検討ください。また精神科救急対応も行っておりませんのでご留意ください。

外来通院中の方で精神科的な入院治療が必要となりました場合は、精神科病床のある病院（例　吉祥寺病院、井之頭病院、慈雲堂内科病院、東京武蔵野病院、都立松沢病院、東京科学大学病院等）へ患者支援センターを通じてご紹介させていただいております。

外来診療は主治医制となり、初診は完全予約制（30分～1時間の枠に1名）、再診は予約制（30分の枠に最大4名）となります。他院通院中で転医をご希望される場合や過去に精神科に通院されていた方は、円滑かつ安全な診療のため診療情報提供書のご用意をお願いいたしておりますので、あらかじめご準備の上ご予約をお願いいたします。初診は時間をかけての診察のため予約日、時間帯が限られております。当院精神科外来にお電話、もしくは外来窓口にお立ち寄りいただきご予約ください。ご不明な点については精神神経科外来までお問合せください。

ご通院中の皆様へ
精神神経科は疾患の性質上、同じ医師が継続して診療し診断、治療を行う必要がありますため主治医制としております。休診で医師が不在の場合もありますので、当院にてご通院いただく場合は次回主治医外来の予約を必ずお取りいただき、予約変更につきましては、予約日前は予約変更センター、予約日を過ぎた場合は精神神経科外来で承っておりますので、ご連絡をお願いいたします。