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ご挨拶


理事長ご挨拶

当院は昭和7年新渡戸稲造博士・賀川豊彦氏らにより、「東京医療利用組合」として創立されました。その設立は全ての人々が十分な、かつ高度の医療を安心して受けられる医療機関の提供を目指すものでした。この組合運動は後の国民皆保険制度に繫がる活動として、現在の医療制度制定に多大の影響を与えたと考えられています。新渡戸博士は世界的名著である「武士道」を著し、その後は旧制一高校長・東京女子大学初代学長・国際連盟事務次長等を歴任し、教育者として、また平和を求め続ける国際人として活躍された事は周知の事実です。博士はその生涯を通じ「相手を思いやる心」「弱者に対する慈愛の心」を持ち続け、常に「無私」の姿勢を貫いて誠実に生きました。平成27年10月、当院は病院名を初代組合長・新渡戸稲造博士の名を冠して、「東京医療生活協同組合 新渡戸記念中野総合病院」と改名いたしました。これは、全職員が当院設立の原点に立ち帰り、当院の理念である「新渡戸博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する」ことを目標とするためです。当院は設立以来90有余年に亘り救急医療を中心にして地域に密着した急性期医療を行っております。今後も地域の急性期病院として高い医療技術水準と安全管理水準とを保ち、地域の全ての皆様から信頼される医療の提供を目指して全職員が知恵と力を出し合い不退転の覚悟で邁進して参ります。どうかご指導ご鞭撻のほど心よりお願い申し上げます。

東京医療生活協同組合理事長
入江 徹也
• 昭和52年東京医科歯科大学医学部卒
• 医学博士
• 日本内科学会 認定内科医
• 日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
• 日本消化器病学会 消化器病専門医



病院長ご挨拶

2024(令和6)年6月より病院長へ就任いたしました山根 道雄と申します。
2015(平成27)年10月中野総合病院から新渡戸記念中野総合病院へ病院名を変更した際に副院長になり、入江 徹也理事長(前病院長)のもと8年余り病院運営に携わって参りました。1932(昭和7)年5月新渡戸 稲造博士、賀川 豊彦氏らにより創立された当院は地域医療を90年以上支え続けてきた歴史がありますが、2020(令和2)年4月新型コロナウイルス感染症の診療へ当初より参画し、2023(令和5)年5月まで3年間、東京都入院重点医療機関として急性期医療機関の役割を果たしました。私はCOVID-19診療現場の陣頭指揮を執り、未知の感染症に遭遇した一医師としても貴重な経験を積みましたが、救急や病棟機能を損なわずに3年を通して急性期病院の機能を継続できたことは当院の誇りであるとともに、全職員と病院関係各位の尽力の賜であり、当院に新たな歴史が一つ刻まれたと考えています。また、2023(令和5)年11月に日本医療機能評価機構による病院機能評価で「一般病院2(3rdG:Ver.3.0)」の認定を受け、医療安全や感染対策を始めとする当院の診療レベルが現在の医療水準に見合うものとして一定の評価を受けました。私ども病院の職員は、地域の医療を守るため、さらなる医療の質の向上に努めて参ります。『武士道』を著し世界に向けて日本人の道徳・文化を紹介したのみならず、日本人の国際連盟事務次長として世界の碩学による知的協力委員会(ユネスコの前身)を世話役として制度設計し、ベルグソン、キューリー夫人、アインシュタインらと国際交流の仕組みを実際に行動で推進した新渡戸 稲造博士が当院初代組合長(理事長)であることを誇りに思うとともに、その重責に身の引き締まる思いです。2024(令和6)年の医療現場では、ポストコロナの影響に加えて医師の働き方改革や診療報酬改定と3つの波が押し寄せ、病院運営で難しい舵取りと選択が迫られています。しかしながら、創立当時の原点である誠意と想いやりの心を忘れぬよう、微力ではありますが、救急医療を柱とする急性期病院として地域の皆様に選ばれる「新渡戸記念」中野総合病院へ再出発する所存です。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

病院長
山根 道雄
  • 昭和61年東京医科歯科大学医学部卒
  • 東京医科歯科大学医学部臨床教授,医学博士
  • 日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医