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~新渡戸記念の~              『言葉の院外処方箋』 樋野興夫センター長


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「言葉の院外処方箋」

第370回
【生きる力を引き出す】 〜 寄り添い方 〜


2025年12月11日 埼玉医科大学総合医療センターの ブレストケア科で2016年11月に開設された『がん哲学外来』に赴いた。 大変充実した貴重な個人面談の時となった。 【生きる力を引き出す 寄り添い方】(2018年青春出版社発行)
(画像)の実践である。想えば、今は亡き ブレストケア科教授 矢形寛先生(2019年9月11日 満55歳で、逝去)が、2016年11月に『小江戸がん哲学外来』を開設された。 まさに『火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!』の精神である。来年は10周年記念である。継続の大切さを実感する日々である。

12月12日は 病理組織診断業務である。【『病理学』 は 『形態』 、 『起源』、 『進展』などを追求する学問分野である。】&【病理組織診断は、『風貌を診て、心まで読む = 人生の根幹を追求する』でもある。 顕微鏡観察は、『がん哲学』(2004年to be 出版発行)(画像) & 『がん細胞から学んだ生き方』(2021年 へるす出版発行)で 病理学者が『がん哲学外来』を創設出来た原点である。】

12月13日は、早稲田大学エクステンションセンター中野校での講座『ジャンル 人間の探求』である。
【『がん哲学』とは 生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。 病理学者として 科学としての癌学には 哲学的な考え方を取り入れていく領域があるとの立場に立ち『がん哲学』を提唱しています。 日本人の半分が がんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず 多くの人ががんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。 授業では テキストの読みあわせと解説をしつつ 受講者との対話を中心に講義をすすめます。 がんと ともに生きる患者さん、家族や身近に患者がいる人、医療従事者等患者に寄りそいたいと思う方すべてが対象です。】と紹介されている。

テキストは『新渡戸稲造 壁を破る言葉』(2023年 三笠書房発行)を使用する。 今回は【新渡戸稲造の精神から何を学ぶか?】の箇所を受講者に音読して頂き、質問を受けながら進める。

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