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~新渡戸記念の~              『言葉の院外処方箋』 樋野興夫センター長


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「言葉の院外処方箋」

第408回
『展開』〜 需要の発掘 〜


2026年6月9日 筆者は、『新渡戸稲造記念センター』に寄り、【『順天堂大学大学院修士課程 専門教育科目(展開医科学)『がんと遺伝子』の講義:『環境因子とがん』(Environmental cancer)』】に赴いた。 前回の『がんの定義、自然史と介入』(Cancer)に続いて2回目となった。 下記が『講義のモットー』である。

【授業の目的】:『がん』研究の目的は、『人のからだに巣食ったがん細胞に介入して、その人の死期を再び未確定の彼方に追いやり、死を忘却させる方法を成就すること』である。『適時診断と的確治療』の実現である。『がん』の根幹を追求し、俯瞰的に物事を総合的に見られるようにすることを目的とする。

【授業の概要】: 『がん』の根幹を追求しようとする『the study of the diseased tissues』を機軸とする。『潜在的な需要の発掘』と『問題の設定』を提示し、『がん学に新鮮なインパクト』を与え、ダイナミックにも魅力ある『がん学の環境』を作らねばならない。 これらを通して実践的な『がん学』の涵養を図る。

【受講者へのメッセージ】:『がんと遺伝子』は、疾患の理解の基礎となる学問である。 患者の視点に立った医療が求められる現代、がん学の在り方を静思する。 ダイナミックな『広々としたがん学』は、時代の要請であると考える。『胆力と品性』をキーワードに、時代の要請感のある授業を目的とする。

【到達目標】
1.世界の動向を見極めつつ歴史を通して今を見通せるようになる。
2.俯瞰的に『がん』の理を理解し『理念を持って現実に向かい、現実の中に理念』を問う人材となる。
3.複眼の思考を持ち、視野狭窄にならず、教養を深め、時代を読む『具眼の士』
の種蒔く人材となる。

海外からの留学生も多数受講されていた。 順天堂大学医学部法医学講座 特任教授/名誉教授 齋藤一之先生 と 緩和医療学研究室の博士課程3年生で『専攻領域(グリーフケア、スピリチュアルケア)』を『研究テーマ』にされているオルガニストでもある小林ゆかり先生も出席されていた。 教室で、複数の真摯な質問も寄せられ大いに感動した。 大変有意義な充実した貴重な時となった。

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