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~新渡戸記念の~              『言葉の院外処方箋』 樋野興夫センター長


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「言葉の院外処方箋」

第362回
『良書を読み、心の蔵を豊かにする』 〜 他人の感情を尊敬する 〜


2025年10月30日 新渡戸稲造記念センターから順天堂大学に寄った。 筆者は、アメリカのFox Chase Cancer CenterのKnudson博士(1922-2016)の下で『遺伝性腫瘍』を学んだ(1989-1991)。 そして、『癌研究所所長:菅野晴夫(1925-2016)先生』に癌研究所実験病理部部長(1991-2004)に呼ばれ帰国した。 原田明夫(1939-2017)検事総長とは【『新渡戸稲造(1862-1933)武士道100周年記念シンポ』(2000年)、『新渡戸稲造生誕140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後70年』(2003年)、順天堂大学教授に就任し、国連大学で『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』(2004年)】を企画したものである。

筆者は2001年から『がん哲学』を提唱し、最初の著作は『われ21世紀の新渡戸とならん』(2003年11月10日発行:イーグレープ 発売:いのちのことば社)である(画像)。 2007年『東久留米のインターナショナルスクール(CAJ)』で、新渡戸稲造著『武士道』、内村鑑三(1861-1930)著『代表的日本人』の読書会を始めた(画像)。【『良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする』(新渡戸稲造)】の実践である。 2008年1月順天堂大学の病院の診察室で、無料の『がん哲学外来』を始められ、2008年秋 院外での『がん哲学外来』もスタートした。

筆者は、2019年3月31日 順天堂大学教授定年退職し、2019年4月1日から『がん哲学外来 in 新渡戸稲造(1862-1933)記念センター』が設置され『新渡戸稲造記念センター 長』を仰せつかった。『新渡戸記念中野総合病院だより』には、【『新渡戸稲造記念センター』の樋野興夫センター 長が全国に展開している『がん哲学外来』が当院でも開設されています。『がん哲学外来』は『がん』にまつわる様々な悩みを 樋野興夫センター長との対話を通して解消する外来です】と 心温まる励ましの紹介がなされている。ただただ感謝である。『新渡戸記念中野総合病院』の理念は【新渡戸稲造博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援する。】と謳われている。 まさに【Union is Power(協調・協力こそが力なり)であり 優雅な感情を養うは、他人の苦痛に対する思いやりを生む。しかして他人の感情を尊敬することから生ずる謙遜・慇懃の心は礼の根本をなす】(新渡戸稲造)の原点回帰である。

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