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~新渡戸記念の~              『言葉の院外処方箋』 樋野興夫センター長


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「言葉の院外処方箋」

第366回
『継続の大切さ』 〜 隙間を埋め 苦しみを和らげる 〜


2025年11月18日 筆者は『新渡戸稲造記念センター』に寄り、【第130回『がん哲学外来メデイカル・カフェ@よどばし』】(淀橋教会に於いて)に赴いた(画像)。 大変有意義な貴重な時であった。 『継続の大切さ』を痛感した。 その後、【2025年度第7回 順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会】に出席した。【『純度の高い専門性と社会的包容力』を備えた倫理委員会』】は、今回も大切な勉強の機会となった。

【クボタショック(2005年)から20年 わすれたらあかん! アスベスト被害を】のNo.106号『尼りかん』が送られてきた。 筆者の【クボタショックから16年】(2021年6月26日)(兵庫県尼崎市の小田南生涯学習プラザ)での講演『コロナと石綿と“こころ”』(画像)の写真が掲載されていた。 筆者は、クボタショックの2005年、順天堂大学で『アスベスト・中皮腫 外来』を開設する機会が与えられた。 そして、2008年、順天堂大学で『がん哲学外来 = 患者さんや そのご家族と面談し、苦しみを和らげる』が開設された。『医療者と患者の隙間を埋める=First Contact Team = がん哲学』の時代的要請を痛感したものである。

最近、筆者は講演会で『なぜ、がん哲学外来を始められたのですか?』と質問されることが多い。 【2005年、いわゆる『クボタ・ショック』の時、『アスベスト・中皮腫外来』を順天堂大学病院で始めました。 問診と中皮腫の説明を一人30分程度行いました。 患者さんの声に耳を傾けて、言葉で対応した経験が、『がん哲学外来』につながるのです。 2008年『がん哲学外来』を順天堂大学病院で開設しました。】と何時も さりげなく答える。

2025年11月17日飯田智子氏の主催『寅さんメデイカルカフェ リアルおしゃべりCafé』(柴又駅の高木屋老舗 本店に於いて)の講演会に赴いた。 飯田智子氏には、『リサーチナース』として2005年から始めた順天堂大順天堂医院『アスベスト・中皮腫外来』の看護師としてお手伝いをして頂いた。 講演会では、筆者の既刊の複数の本を読まれ、『樋野語録』として 一つ一つ選択され、参加者の皆様にプレゼントとして配布された(画像)。 ただただ感謝である。

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