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メッセージ


ご挨拶

病院長
山根 道雄


東京科学大学医学部臨床教授
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本肝臓学会肝臓専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
当院は地域の基幹病院の役割を担う第2次指定救急告示病院・災害拠点病院です。常に医療安全の向上を目指し、高度な医療水準を保つよう努力しています。当院の使命は熱意を持って若手医師を育成することにあり、伝統的に臨床研修医の指導を重視しています。若手医師の人材育成は「医療の質の向上」につながる礎(いしずえ)と考えています。また、当院は地道な学術活動として臨床病理検討会(CPC)を重視し、東京科学大学と連携してCPCを行い、臨床医の基盤である病態解析力を習得する機会を設けています。また、当院ゆかりの講師を招き、対話的臨床講義「症例に学ぶ」を隔週で開催し、そこでは実臨床の症例検討やclinical pearlsを学びます。当院の理念は、創立者の1人新渡戸稲造博士の精神(誠意と思いやりの心)を基にした医療を誠実に実践し、疾病を抱えた人を真心で支援することです。誠意と思いやりの心とは、すべての事柄を他人事でなく自分事として捉え、常に相手の立場に立って考える基本的な態度・姿勢です。若い皆様と一緒に、今後も「国際的医療水準で温みある医療」を臨床の現場で実践して行きたいと考えています。

副院長/外科部長 大野 玲先生からのメッセージ

中野での研修を外科医を目指すキッカケにしましょう

副院長/外科部長
大野 玲


日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本癌治療認定医機構暫定教育医
マンモグラフィー読影試験成績認定
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本乳癌学会認定医
『市中病院の外科医の動きをよく観察してください。
そして困っている患者さんの為に、一緒に働きましょう。』

 当院外科は現在6名の常勤医、4名の非常勤医の体制となっています。東京科学大学の関連施設で、ローテーション医師を引き受けています。年間約 450例の全身麻酔手術(2025年度NCD 実績より)を行っており、消化器疾患を中心に、呼吸器、乳腺など市中病院で経験する幅広い外科疾患を扱う総合外科です。ダビンチなどのロボット手術は行ってませんが、ローテーション中には手術への参加を通じて、外科診療の基本的な考え方や手技を実践的に学ぶことができます。また、予定手術だけでなく緊急手術にも迅速に対応できる体制を整えており、急性期外科診療を幅広く経験できます。消化器内視鏡による検査・処置も、消化器内科と協力して行っています。外科必修期間に手術の助手だけでなく、周術期管理、病棟業務、救急外来当直などを指導医とともに担当します。臓器別に高度に専門化した大病院での研修とは異なり、当院では一人の患者様を診断から治療まで一貫して診ることができます。実際に手を動かしながら学びたい方には、意欲に応じて多くの手技や症例を経験できる環境です。将来外科系を志望している方はもちろん、将来どの診療科に進む方にとっても、外科的な視点や基本手技、急性期患者への対応力を身につけることは大きな財産になると思います。
 皆さんにとって実り多い研修となるよう、外科医一同、全力でサポートします。是非一緒に学んで行きましょう!

副院長/内科統括部長/脳神経内科部長/脳卒中科部長
融 衆太先生からのメッセージ

常に広く(総合内科)、時に深く(脳神経内科)

内科統括部長/脳神経内科部長/脳卒中科部長
融 衆太


日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本神経学会神経内科専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
中野区認知症アドバイザー医制度運営委員会委員
認知症サポート医
『実力をつけたいと思う先生たちを、全力で応援します!』
 常に広く-Common diseaseをたくさん診よう-:当院は地域に密着した急性期病院です。身近にいて何でも診てくれるプライマリー・ケア医としての役割も担います。外来、救急外来に来られる患者さんの多くは、肺炎、腹痛、発熱など日常的に高頻度で遭遇する疾患です。このような患者さんを断らずに受け入れているので、様々な問題に、自信をもって対応できるようになります。それを可能にしているのは、subspecialty間の垣根の低い当院内科の体制です。症例ごとに指導医がつき一緒に担当しますが、それ以外の専門領域の意見も気軽に聞けるので、多角的に学んでいくことができます。

時に深く-気づきを深めよう-:こうした様々の患者さんの中に、典型例には認めない症状や所見を見出すことがあります。それに気づき、詳細を明らかにして対処するのが臨床ですが、新知見として学会や論文発表につなげる努力もしています。こうした例は大学などの大病院に集まっている訳ではなく、当院の現場にもあふれています。それを洞察できる臨床力を磨くだけでは不十分で、発表するまでが研修の目標と位置付けています。

血液内科部長/臨床研修担当部長 秋山 秀樹先生からのメッセージ

医師の勉強は一生続く
ー内科の研修についてー

血液内科部長/臨床研修担当部長
秋山 秀樹


米国内科専門医
米国血液内科専門医
日本内科学会内科指導医
日本血液学会血液専門医
―患者さんから学べ―
 Learn to see, learn to hear, learn to feel, learn to smell, and know that by practice alone can you become expert. W. Osler

内科では、各分野をローテートして研修を受けます。上級医師とともに、救急外来、あるいは新患外来などからの入院患者の担当医となります。上級医とともに、退院まで受け持つことが原則で、その分野の多彩な症例に接することが出来ます。

病理診断科部長 北川 昌伸先生からのメッセージ

病理解剖とCPC
ー医師としての総合的な能力を高めますー

病理診断科部長
北川 昌伸


日本病理学会病理専門医・指導医
日本病理学会分子病理専門医
日本病理学会前理事長
東京科学大学名誉教授・副学長
 医師臨床研修制度では、CPC研修(CPCへの症例呈示とレポートの提出)が必修とされています。臨床研修のCPC(臨床-病理検討会:Clinico- Pathological Conference)では病理解剖(剖検)例を対象としています。病理解剖は不幸にして病気で亡くなった患者さんに対して,疾病の原因・本態,病名,治療効果判定の究明のために行う解剖で、CPCは患者さんの診療に当たった臨床医と、病理診断を行う病理医を含めた医療スタッフが集まり、症例検討を行う会です。このCPC研修は一人の人間の全身臓器にみられる様々な病態をどのように考えるかを実際の剖検の結果から学ぶためのものです。病理解剖で得られた所見に早く気が付いて適切な治療をしていれば死に至ることはなかったのではないか、そのために何をしたら良かったのか、なども振り返りながら検証していくことになり、総合的な臨床力を高めることに大いに役立つものと考えられます。
また、病理解剖・CPC研修を通じて医師としての倫理観や人間性を醸成することもできると考えています。病理解剖を行う前にはご遺族にご遺体を解剖させていただくことを承諾していただかなければなりません。それはご遺族のみならず担当医にとってもストレスのかかることかもしれませんが、ここを乗り越えることで、ご遺族の気持ちに応えるためにもその剖検からできるだけ多くを学び取らなければならないという考えが生まれ、医師として人を思いやる気持ち、さらに症例から学ぶ真摯な態度を育成することにつながるものと考えられます。
 当院では、臨床研修医の皆様に剖検に立ち会っていただき、CPCの症例提示や論点整理を含めた詳細な検討さらには司会等の運営にも積極的に加わっていただくことを進めており、非常に有益かつ内容の濃い研修ができるものと確信しています。是非、当院のCPC研修を通じて医師としての高い見識と知識レベルを身に着けていただけると幸いです。