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ホーム >  病院紹介 >  在宅剖検事業「おだやかな看取りを明日に活かすみち」

在宅剖検事業「おだやかな看取りを明日に活かすみち」


病理解剖という新たな試み

神経疾患療養者を在宅・施設でケアしておられる医療者の方々へ

在宅や施設での神経疾患療養者の増加に伴い、そこで看取りに至る例も増加すると予想されますが、病理解剖の体制がなくその機会もほとんどありませんでした。もし病理解剖を通して診断を確定し、病態や合併症を理解することができれば、神経疾患療養者のケアの向上や疾患の病態解明につながることは確実です。
そこで、その費用を支援する
「おだやかな看取りを明日に活かすみち—病理解剖という新たな試み—」
を下記の要領で開始しました。
対象者がおられましたら、まず御連絡下さい。

1. 在宅や施設での療養中に不幸にも病死、自然死する例を対象とする病理解剖で、外因死の直接死因を解明
 する行政解剖、司法解剖ではありません。
2. 東京医科歯科大学と新渡戸記念中野総合病院では在宅や施設から受入れて、病理解剖を行う体制が整って
 おり、搬送可能であれば対応します。別の施設で病理解剖していただいた場合でも、病理解剖、搬送費用
 を負担できますので事前に御相談下さい。
3. 在宅や施設での療養後、終末期に入院して病院で死亡された場合も対象にできます。
4. 御遺体の確認や病理解剖時の立ち会いは主治医の先生にお願いします。
5. 病理解剖時に採取された脳及び内臓の組織は原則として剖検施設に帰属します。特殊染色など神経病理診
 断の支援をさせていただく用意はありますので御相談下さい。
6. 本事業の問題点を明らかにし、制度化するために、実施過程の詳細についてお問い合わせさせていただく
 予定です。御協力をお願いします。
7. 本事業は外部資金を獲得し、その範囲内で費用負担をする段階です。外部資金が不足すれば対応できない
 場合もありますので、必ず事前に御相談下さい。
2017年10月吉日

お問い合わせ先

新渡戸記念中野総合病院

脳神経内科臨床部長・脳神経研究室長 内原 俊記
TEL:03-3382-8616(直通)
E-mail:uchihara@nakanosogo.or.jp

脳神経内科部長 融 衆太
TEL:03- 3382-1231 (代表)
E-mail:shuta-toru@nakanosogo.or.jp

本事業は以下の団体からの御支援により実施中です。
公益財団法人 勇美記念財団
公益財団法人 杉浦記念財団
公益財団法人 三井住友海上福祉財団
公益財団法人 神経研究所(旧精神・神経科学振興財団)
公益財団法人 ファイザーヘルスリサーチ振興財団
公益財団法人 三菱財団

参考文献:
内原俊記 おだやかな看取りからの病理解剖. 週刊医学界新聞 2017 年4 月3 日
②内原俊記ら 神経疾患療養者の在宅看取りを病理解剖を通して活かす試み. 日在医会誌 2016:17:205-211

事務手続きに関して

在宅解剖に関する費用(剖検料、搬送料、遺体保存料など)は立替え、払い込みいずれでも対応できます。事務手続きにつきましては、以下のとおりとなります。

1)提出書類

生前
・在宅解剖事前情報提供書

病理解剖後(当院で剖検をする場合、*は病理診断科で原本を確認いたします)
・在宅解剖申請書(写)*
・病理解剖に関する遺族の承諾書(写)*
・死亡診断書(写)*
・解剖依頼書(写)
・剖検肉眼所見報告書(写)
・病理解剖料の請求書または領収書
・搬送費用明細書、請求書または領収書
(全額のお支払に応じられない場合もございます。事前に事務局までご相談ください。)
・振込依頼書

2)書類送付先

〒164-0001
東京都中野区中野2-21-17 東京医療別館1階
新渡戸記念中野総合病院 脳神経研究室(新渡戸脳研)
TEL/FAX:03-3382-8616 または 新渡戸記念中野総合病院 03-3382-1231(代表)
E-mail:cephalabo@nakanosogo.or.jp